アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ
フェロー諸島がお祭り騒ぎになるÓlavsøkaとは?

©Gerben van der Waals(visitfaroeislands.com)
「オラフ祭」という祝祭が開催される7月28日と29日のフェロー諸島は、
毎年多くの人々が首都トシュハウンに集まりお祭り騒ぎになります。
オラフ祭は7月29日の祝日「聖オラフの日」を祝福する祝祭であり、
聖オラフの日は1013年に戦死したノルウェー王オラフ2世の
戦死日7月29日に基づいて制定されました。
オラフ2世はフェロー諸島にキリスト教をもたらす上で、
重要な役割を果たした人物として知られています。
祝祭ではパレード、コンサート、スポーツイベントが開催され、
地元の方々は民族衣装にドレスアップして
Góða Ólavsøku!(よき聖オラフの通夜を)と挨拶するのがお決まりとなっています。

民族衣装を着用する女性たち©Ólavur Frederiksen(visitfaroeislands.com)

民族衣装を着用する男性たち©visitfaroeislands.com
当日の様子は?
オラフ祭は地元クラブの選手、トシュハウン市議会議員、
ブラスバンド、乗馬による行進で始まります。
行進は国会議事堂広場で終了し、そこでは事前に任命された
演説者によりオラフ祭開催演説が行われます。

©visitfaroeislands.com

©Dominic Breitbarth(visitfaroeislands.com)
オラフ祭では伝統的なフェロー諸島のチェーンダンスやバラードの歌唱、
コンサート、美術展などを楽しむことができ、なかでもチェーンダンスは
誰でも参加可能な大盛り上がりなものとなっております。
レストランも夜遅くまで営業しているので、伝統的なフェロー料理も目一杯堪能できます。
フェロー諸島の国民的スポーツであるボート競技の決勝戦も開催され、
決勝戦はオラフ祭のハイライトの一つとなっています。
オラフ祭は7 月 29 日の真夜中に Midnáttarsangurin (真夜中の歌) で盛大にフィナーレを迎えます。
町の広場に人々が集まり、新旧のフェロー諸島の歌やバラードを歌って、
伝統的なフェロー諸島のチェーンダンスを踊ります。
チェーンダンスの様子
オラフ祭開催中は街中は祝祭ムードとなり、フェロー諸島に帰省する方もたくさんいるため、
ホテルはすぐ満室になったり、催行されないツアーがある可能性もあります。
そのため、フェロー諸島に滞在をご希望の場合は、
時間に余裕を持って計画を立てることを推奨します。
オラフ祭開催中のフェロー諸島への滞在は、一生に一度の思い出になること間違いなしです!!
参照:https://www.faroeislands.fo/the-big-picture/national-symbols/national-day/