アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ

June 8, 2024

船乗りの日

Sjómannadagurinn 2024

6月2日日曜日、今年も漁師さんや海上警備隊など船乗りの方々を祝う日、ショウマンナダグリン Sjómannadagurinn =Fisherman's Day (Sailor's Day) のイベントがレイキャヴィーク港で開催されました。毎年6月の最初の日曜に開催されています。

行事としては1938年にレイキャヴィークと西フィヨルドのイーサフィヨルズルで始まり、

現在も首都圏ではハプナルフィヨルズルや地方の港町などで開催されています。

海に囲まれた小さな島国アイスランドにとって船乗りの方々は国を支えてきたとても大切な存在なのです。


毎年最初に目にとまるのが、人々が漁業用の箱をのぞき込んでいる様子。


アイスランドといえばタラ!最初の箱の中にはタラが並んでいました。

その他日本にも輸出されている赤魚やアンコウ、ランプフィッシュなど箱の中には様々な種類の魚たちが並んでいて間近で見ることができます。

虎のフェイスペイントをしてもらった可愛らしい男の子が恐る恐るタラを触っていましたw


こちらはオオカミウオ。見た目はちょっと、、でも脂がのっていてとても美味なお魚です。

よくHarðfiskurというドライフィッシュにもなっています。オオカミウオは北海道にも生息しているそうです。


サメ=Hákarlとしか書いてなかったのですが Greenland Shark ニシオンデンザメかもしれません。

サメ肉を発酵させたアイスランドの強烈な珍味ハウカットルに使われるサメです。

Greenland Sharkはなんと250~500年も生きる深海ザメとして知られています。


毎年海上警備船 Óðinn オーディンの内部にも無料で入れるようになっています。

1960年に対イギリスとのタラ戦争 Cod Warで活躍した歴史的な船です。


イベントは子供は一日中楽しめるようになっていますが、漁師さんの元倉庫が今ではカフェやブティックになっている所もあるので大人も楽しめるようになっています。


ここは廃材で小さな船を作れるコーナー。道具を使うので大人に手伝ってもらいながら大勢の子供たちが一生懸命オリジナルな船を作っていました。


気温6℃でも海に飛び込む子供たち

アークラネスという西部の町からHopplandが来ていました。

ウェットスーツを借りて10mの高さから海に飛び込むアクティビティです。普段は大人もできるので、是非一度やってみたい!と思いました。この日は風が強く気温が6、7℃でしたが子供達は元気に何度も海に飛び込んでました!


横には漁業用の箱があり、そこに温かいお湯が入っていて皆お風呂のように入って合間に温まっていましたw


日本にも魚を輸出しているBrimという水産会社のステージでは人気のラッパーが来ていて、大人も子供もノリノリで踊っていたり。

「Brimのフィッシュスープ」というコーナーではタラが入ったクリーミーなフィッシュスープが無料でいただけました。


子供たちはその他大きなクッキーやヨーヨー、Brim社のドリンクボトルを貰っていました。

Brimというのはアイスランド語で高波という意味なので波のロゴになってます。


漁船VIÐEY号の内部へ

そしてBrim社の横にはVIÐEY号という漁船があり、

船内に入り内部が見れるようになっていました。

Viðeyヴィズエイとはレイキャヴィークにある小さな島の名前で、オノ・ヨーコさんのイマジンピースタワーが設置されている島でもあります。


船内にはキッチンや食堂などもありましたが、一番は操舵室で船長のように椅子に座って写真を撮れることです。船長か操縦士の方が人々の質問に快く答えてくれていました。


ここで漁師の方々は日々大変なお仕事をされているのですね。船内で海が荒れていた時の動画が流されていましたが、大波の中を船が進んで行く様子は本当に怖かったです!


最後はオムノムチョコレートへ!

一通り港を歩いた後は近くのOmnom Chocolate オムノムチョコレートへ。

Bean to barのチョコレート工場なのですが、店内ではアイスクリームも売っていて、

この日は子供は小さなサイズのアイスクリームを無料で頂けました。


チョコレートとアイスクリームを売っている店内


オムノムチョコレートのアイスクリームは勿論自社のチョコレートを使用していて美味しいです♡

大きなサイズは1490 ISK=1700円位。ちょっとお高いですがアイスクリームに目が無いアイスランド人はアイスクリームには幾らでも払いますw


船乗りの日ショウマンナダグリンは毎年6月の最初の日曜に開催されているので、

この時期アイスランドに来られる方は是非レイキャヴィーク港でローカルの人々と一緒に楽しんでみてくださいね。

6月は天気が良い日が多く、白夜の不思議な(?)時期にアイスランドに訪れて頂くのもおすすめです!


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