アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ
アイスランドの歴史①
「アイスランド人ってどこから来たの?」
Sæll og sæl !!
アイスランド留学時に知り合った方と日本での再会を果たしてウキウキしております、Yuiです!
日本に帰ってきても、なんだかんだとアイスランドの知り合いと繋がることが多く、
やはり小さなコミュニティーなんだなぁとしみじみ感じております。
あぁ、アイスランドに行きたい。。。
ヴィンランド・サガ、アニメスタート!!
さてさて、ツイッターやインスタグラムにも投稿したのですが、
先日アイスランドの史実を元にした作品「ヴィンランド・サガ」
の先行上映会に参加させていただきました!
アニメってすごいですね。
私はあまりアニメ自体を見てこなかった人間なのですが、
映像の美しさにやられました。
漫画で描かれていた力強いストーリーがカラーで、
しかもそれぞれの声と動きが入って表現されると
より一層その魅力が引き立てられていました!
映像で特に私がびっくりしたのは、オーロラの再現性です。
本物を撮った写真よりリアルに思えて、目が吸い付けられるようでした。
この独特な感覚伝わりますかね?笑
ということで、7月7日(Amazon Primeでは7月6日!)に控えた
「ヴィンランド・サガ」の上映に際してアイスランドの歴史をご紹介していこうと思います(^^)/
アイスランド人って何者?
では、そもそも、そもそもです。
アイスランド人ってどこから来た人たちだとおもいますか?
その答えは...海を挟んだお隣、ノルウェーです!
「ヴァイキング」と聞くと、強奪・殺人・海のギャング(それはウツボか)
みたいな少し野蛮で恐ろしいイメージがあるかと思いますが、
実は彼らは元々祖国を追い出された難民でした。
870年代、最初の統一ノルウェー王ハラルドが権威をふるっていました。
彼の圧政に耐えかねた人々がたどり着いたのが、アイスランドだったのです。
一番最初に入植を試みた豪族フロキは家族と家畜を連れてアイスランドへ移動しましたが、
一回目の冬はその寒さに耐えきれず家畜が全滅しました。
しかしそれでもなおアイスランドへ逃げる人々は後を絶たず、
様々な困難を乗り越えて定住に至りました。
ヴィンランド・サガの1巻では、だからこそ
「今でもこの地の民は王を持たない。どんなことでも村々の代表が話し合いをして決める」
とレイフのおっちゃんが語っています。
ノルウェーで圧政に苦しんだ歴史があったから、
今の自由で平等なアイスランド社会があるのかと思うと感慨深いです。
ちなみに、このレイフのおっちゃんはグリーンランドを発見した冒険家で、
ハットリグリムス教会の前に大きな像があります。
現在の首都レイキャヴィクに最初に移り住んだのは、
Ingólfur Arnarson(インゴルフル・アルナルソン)さん。
テストで絶対出るレベルの重要人物です。
今でもレイキャヴィクには"ingólfsstrætí (インゴルフの道)"
という彼にちなんだ道があったりします。
留学中「そっか~この辺歩いてたのか~」と歴史を感じながら
スーパーへ向かっていました。
でも一番初めにアイスランドに上陸したのは、
ブリテン諸島に住んでた人々だったようです。*諸説あり
また、ノルウェー人以外にもスカンジナビアの他地域の人々が移り住んだり、
アイルランド人が奴隷として連れてこられてきたようです。
さいごに
歴史を知ったうえで「ヴィンランド・サガ」を読んだり、
レイキャヴィクの街中を歩くと色々と気づくこと多く見る世界が変わってきます。
皆様もぜひ一緒にアイスランドの歴史に触れていきましょ~~!