アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ
アイスランドよりGleðilegt Sumar!
=ハッピーサマー!

アイスランドは早くも今年は4月20日に夏になりました!
でも気温は好天でもまだ9、10℃位といったところです。
アイスランドがキリスト教化される前の古代の暦により、
毎年4月18日以降の木曜日がSumardagurinn fyrsti=First day of summer=夏の初日、夏の始まりの日という祝日になり、その日よりアイスランドは夏季に入ります。
「夏の始まりの日」を祝う国は世界でも珍しいかもしれませんが、それほど夏がアイスランドの人々にとって貴重で待ち遠しいものということが分かって頂けるのではないかと思います。
特に北部の村などでは「冬の王」や「夏の女神」役の人が出て来て人々とパレードをしたり、1年の中でもとても大切な行事となっているようです。
「夏の始まりの日」は祝日なので当日は写真のように国旗を掲げる家もちらほら見かけます。
そして人々は「Glegilegt sumar!=ハッピーサマー!」と声を掛け合います。

今年の「夏の始まりの日」はラッキーなことに夏らしい良いお天気に恵まれました!
過去数年を振り返ってみると、雨が降っていたり雪が降っていた年もありました。
アイスランドは5月の初め頃まで雪が降ることもあります。

そして「夏の始まりの日」に子供達はSumargjöf=サマーギフトを祖父母や両親からプレゼントされます。奮発する場合はスケートボード、ローラーブレードや自転車など、またはちょっとしたものではシャボン玉やボール、砂遊びセットなど外で遊べる物や、夏服を子供にプレゼントするのが一般的です。

丁度子供の自転車の買い替え時だったので、今年は大き目のサマーギフトとなりました。
「夏の始まりの日」の前日に我が家のように駆け込みでサマーギフト用の自転車を買いに来ていたファミリーが何組もいました。
ちなみにアイスランドは1年の半分くらいは冬季のため自転車に乗るのが難しいので、毎年今頃の時期に人々は急に自転車を買い始めます。

「夏の始まりの日」が近づくとスーパーでもこのようにちょっとした夏のおもちゃが並び始めます。
子供にサマーギフトを買い忘れていても当日スーパーでなんとか買うことができます。

グリーンハウスで地熱栽培された美味しいアイスランド産の苺もこの時期に店頭に並びはじめます。

今年は「夏の始まりの日」こそは良い天気でしたが、その後4月26日の夜にはなんと雪が降りました!
やはりアイスランドはそう簡単には夏になってくれません!

しかしその後雪はすぐに解け、5月1日のメーデー、労働者の祭典の日にはまた最高の天気となりました。

アイスランドといえばお約束のホットドッグ。皆で美味しく頂きました^_^

「夏のはじまりの日」、夜8時頃の夕日。
白夜に向かってどんどん日が長くなっています。

最後に4月23日の夜に見えたオーロラです。
4月~5月にかけての今の時期、まだ真夏のハイシーズンに入る前ですし、お天気が良い日も多いのでアイスランドを訪れて頂くのに実は穴場の時期かもしれません。
そして4月の後半まででしたらまだオーロラも見て頂けるかもしれません!
是非アイスランドの現地の旅行のお手配は、
アイスランド・グリーンランド・フェロー諸島の専業のヴァイキング社までご用命くださいませ^_^