世界の中でも特にお勧めの

アイスランドのオーロラとは？

皆さんはオーロラを体験した事はありますか？

何故、見るではなく体験と表現したのか？

それは、経験的に真上の夜空にとても強くて大きなオーロラが出現すると、

見るというよりは体全体で受け止めて体験する感覚になるからです。

世界にはオーロラで有名な国と町が複数あります。

12－3月までの平均最低気温の低い順であげますと、アラスカのフェアバンクス、グリーンランドのイルリサット、フィンランドのロヴァニエミ、ノルウェーのトロムソ、そして、最も平均最低気温が高い！？のがアイスランドのレイキャビク　なのです。

今年も8月20日頃にアイスランドの現地スタッフより「今年初めてオーロラが出ました」という報告が来ました。写真は9月14日の首都レイキャビクの町中でスタッフが撮影したオーロラです。



数多くのアイスランド人、現地のパートナー会社、現地に住む日本人、自分のこれまで11年間通算30数回滞在した経験から、アイスランドのオーロラが何故お勧めなのか、8つのポイントに集約してみました。



１圧倒的地理的な優位性

オーロラが出現する理論値とも言われる、所謂「オーロラベルト」がありますが、アイスランドは全土がすっぽりとその「オーロラベルト」の下に位置してます。実際にオーロラが出現するエリアは「オーロラベルト」その通りではなく、北極を軸にして楕円形の卵型＝オーヴァルの形で出現しますが、アイスランドはその「オーロラオーヴァル」の下にも全土がすっぽりと入る場所に位置しているのです。

これまで東西南北で出会ったアイスランド人が皆「この地のオーロラが最も素晴らしいよ」と言うのは、ある意味真実なのかもしれません。



２首都レイキャビクでも見れる

首都レイキャビクは、全人口約38万5千人（22年10月現在）のうち、3割強の約13万5千人が住む最大の都市ですが、国の首都に居ながらオーロラを見ることができるのが大きな特徴です。人口が多い分、人口灯による影響：Light polutionもあるのですが、条件が合うと自然のパワーはLight polutionを簡単に凌駕し、前出の写真のように、街中でも、ホテルの部屋からでも、レストランでも息を飲むほどのオーロラを体感できるのです。

今年9月の首都レイキャビク市内で普通のカメラで撮影したオーロラ

３雪見酒ならぬオーロラ酒？

アイスランドのお湯や暖房の熱源はほぼ全てが天然の温泉です。

郊外の地熱帯のホテルに泊まりますと屋外に温泉のホットタブがあり、夕食後、水着に着替え、ビールやワインを片手に首だけ出して談笑し、オーロラを待つことができます。火山や温泉が多いので、夜温泉で寛ぎながらオーロラを体験できる、正に「オーロラ酒」を楽しめるのもお勧めのポイントなのです。



４‐20℃～‐30℃の決死の厳寒の重装備が不要

前述の通り、アイスランドの冬季の平均最低気温は他のオーロラ観光地に比べてそれほど低くありません。66°33分という北極線に接する高緯度に位置するアイスランドですが、南方のメキシコ湾から暖かい海流が常に押し上げているため、緯度程寒くは無いのです。ヒートテック等インナー2枚重ね、靴下も厚手の2枚重ね、暴風の暖かいパンツ、フリースと厚手のセーター、暴風防水のフード付きの冬用上下アウター、防寒ハイキングシューズ、暖かい手袋、ネックウォーマー、ニットの帽子が準備できれば十分でしょう。

重装備をして決死の覚悟でカメラを担いで出かけるというよりも、部屋で着替えてホテルの外に出ると見えるという、とてもカジュアルなオーロラハンティングとなり、手足が冷えたら歩いて宿に戻り暖を取り、再び外に出かけるというようなオーロラハントになります。

弊社お勧めのレイキャビクエリアのホテルで出現したオーロラ



５強風の島国だからのメリット

風速40mのブリザードで南部の1号線が一時クローズする事もありますが、常に風が強いアイスランドは日中も夜も目まぐるしく天候が変わる国です。例えば、夕食時は荒天でも、食事が終わり、レストランを出ると、星空が出ていたりします。オーロラが出ているが、雲がかかって見ることができないこともよくありますが、上層の強風により雲も目まぐるしく動き、10分後に星空が出ることも良くありますので、諦めずオーロラを探してみてください。天気が変わりやすいこともアイスランドのオーロラ観測に有利な点なのです。



６夜の早い時間帯でオーロラが出現

12月等極夜に近い時期は夜9時頃から見える事があり、比較的夜の早い時間帯で出現するのがアイスランドのオーロラの特徴です。夕食後バスで繰り出す「オーロラハンティングツアー」もホテル帰着は夜中の1時前後になることが多いのです。その分夜は確りと休め、翌日の観光に備えることができます。また、ホテルによってはオーロラが出たら起こしてくれる「オーロラウェイクアップコール」が利用できますので、夕食後ぐっすり休むことができます。

レイキャビク市上空に出現したオーロラ



７オーロラハンティングのツアーにもチャレンジ可能

より可視率を上げるためには、夕食後出発するオーロラハンティングのバスツアーやクルーズに乗ってみましょう。その日申し込んだけれど荒天でツアーが中止となれば翌日の夜再チャレンジができるので安心です。現地のツアー会社がこれまでの経験と実績を踏まえ、その日どこに行けば最も可視率が上がるのかを見極め行き先を決めるのでオーロラと出会う確率がグンと上がります。また、市内のオールドハーバーから出るオーロラクルーズもお勧めで、海上は真っ暗ですので、条件が合えば美しい夜景のレイキャビク市とその上空のオーロラを見ることができます。

８オーロラが出現する時期が長い

アイスランドの現地スタッフより毎年8月20日頃にオーロラ出現の一報が届き、4月15日までオーロラハントツアーのバスが走ります。それ以外の季節は明るすぎて見る事が出来ないのです。日本との時差は9時間ありますが、長期海外でワーケーションが可能な方は、上記オーロラシーズンに世界で最も平和で治安のよいアイスランドで長期滞在するのもお勧めです。

今年10月14日に首都レイキャビクの町中で出現したオーロラ

これだけカメラで撮れる時は実際にはとてつもないオーロラを体感してます。



以上８点アイスランドのオーロラの特徴・お勧めの理由をお話しました。

最後に、あと2点レアな情報を追記します。

日本からのツアーで新月に合わせて出発するツアーを見かけます。新月で月の明りが弱く、その分オーロラが良く見れるというのが狙いですが、月の明るさよりも遥かに大きなファクターは経験的にオーロラの強さと雲の有無です。新月でオーロラが強く、雲もゼロであればベストオブベストですが、新月でなくても、オーロラが強く、雲が無ければ、言葉を失うほどのオーロラを体験できます。またオーロラのレベルが１や２でも素晴らしいオーロラができることも数々経験してきましたので、諦めずに頑張ってみてください。

また、「オーロラのレベルが１や２」と記しましたが、日本の天気予報のように、アイスランドではオーロラ予報があります。旅行滞在中に先々のオーロラの強さ、夜間の雲の動きを精緻に確認、把握できますので、そのオーロラ予報を活用して準備し、体力を整えることができることも、アイスランドでのオーロラ鑑賞の大事なポイントです。是非ご活用ください。

Aurora forecast for Iceland | Aurora forecasts | Icelandic Meteorological office (vedur.is)

以上アイスランドのオーロラのお勧めポイント８つに２つのポイントを加え、トータル１０個のポイントをご説明しました。弊社ではオーロラ鑑賞にベストなホテルのご紹介もしております。

是非アイスランドの現地の旅行のお手配は、

2001年創業のアイスランド・グリーンランド・フェロー諸島の専業のヴァイキング社までご用命ください。