アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ
グリーランド最大の都市
ヌークはどんな街?

先月出張でグリーンランド最大の都市ヌークに行って参りました!
ヌークは人口約1万9千人の町。アイスランドからは直行便の場合、アイスランド航空またはグリーンランド航空で約3時間のフライトで訪れることができます。

飛行機の窓から流氷が見えるとグリーランドに来たな!と実感。

グリーンランドはデンマーク領であり、ヌークではイヌイットの人々とデンマーク人が共存しています。ヌークはグリーランドの西側に位置しているのですが、その反対の東側ではイヌイットの人々が比較的多く、ヌークではイヌイットとデンマーク人両方の血筋を引くハーフのような人々を多く見かけました。イヌイットの血筋が強くても、デンマーク人とのハーフでも、一般的な総称としてグリーンランド人と呼んでいるようです。
特にイヌイットとデンマーク人のハーフの女性はとても綺麗な方が多かったです!

アイスランドはご存知の通り金髪、青い瞳系の北欧人種ですが、ひとたびグリーンランドに来ると日本人と同じモンゴロイドのルーツを持つイヌイットの人々に出会えます。日本人としてはとても嬉しく毎回感激してしまいます。
この北の果てまできて同じモンゴロイドの人々に出会えるとは!
そしてイヌイット系のグリーンランド人女性に「私たちは同じトライブ(種族)ね!」と言ってもらえてとても嬉しかったです。(筆者の顔がイヌイットの方々と差ほど変わらないということもあります)
町を歩いていてもまるで日本の子供達のような子達がキックボードに乗って遊んでいたり、工事現場でコマツのショベルカーに乗っている男性は懐かしい日本のおじさんのようです。
そのイヌイットの歴史や文化について学ぶことができるのがグリーンランド国立博物館。さほど大きな博物館ではないですがイヌイットの歴史と文化に関する情報が品々と共に凝縮され展示されています。日本人の方々に是非訪れて頂きたい博物館です。

博物館ではいつ頃どのようにイヌイットの人々がグリーンランドに渡って来たかを学べます。

これは舟ではなく北部で発見された15世紀の11メートルの犬ぞり

グリーンランドの伝統衣装

今回ヌークでは一番大きなホテルHotel Hans Egedeに泊まりました。ホテルの名前にもなっているハンス・エゲデは18世紀にグリーンランドにおけるキリスト教の宣教と植民地化を行ったデンマーク/ノルウェーの宣教師です。ヌークのオールドタウンと呼ばれる場所の高台にハンス・エゲデの像が建っています。

Polar Classというお部屋。北極キツネに見守られて寝ました。

山とカラフルな家々が見える眺め

ホテルに飾ってあった絵は日本の民話を思い起こさせます。

今回ヌークでの滞在中、マックではなくマクタック(イッカクという角のような牙を持つクジラの皮下脂肪、写真左)やクジラの生肉など珍味ビュッフェも頂きましたが、町中のレストランがどこも美味しく質が高かったことが嬉しい驚きでした。

珍味ビュッフェの中では食べ易かったズワイガニと甘エビ

貝柱が入ったリゾットと甘エビのカクテル。大体どこのレストランでも美味しい魚介が頂けます。

最終日にはヌークの上空に現れた巨大なオーロラを見ることができました!
今回はフィヨルドや氷河までは足を延ばしませんでしたが、欧州の主要な都市とは大分異なる都市を満喫することができました。一般的なの都市旅行には飽きてしまった方、グリーンランドの首都ヌークへのご旅行は如何でしょうか?私たち日本人と同じルーツを持つ人々に出会えますよ!