アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ

September 6, 2022

地熱の町クヴェラゲルジ

レイキャヴィークから車で30分、クヴェラゲルジ=温泉の庭という名前の人口3000人弱の小さな町。へトリスヘイジ地熱発電所があるヘンギットル火山地帯のすぐ近くで、町のいたるところで湯気が立ち、地熱栽培のグリーンハウスや地熱公園があります。



片道3.5km、約1時間のハイキング

家からサンドイッチを持って行きましたが、途中ブタさんマークのスーパーマーケット、ボーヌスに寄って、スナックやチョコレート、スポーツドリンクなど各々ハイキングを乗り切れそうな好きなものを購入。(そうすることで特に子供たちはあまり文句を言わずに元気に歩いてくれます;)

 

出発地点の目印は去年オープンしたレイキャダールル・ロッジ。景色の良いカフェとおしゃれなショップで、ここでラムスープで腹ごしらえしてから出発しても、またはハイキング後にゆっくり休憩したり、ビールで乾杯!することもできます。


レイキャダールル・ロッジのカフェ。大きな窓から素晴らしい景色が見えます。


とてもおしゃれなものが売ってます。水着を忘れた人のためにアイスランドのおしゃれデザイナー水着も売ってますよ。


十分な水分は忘れずに!

通常のハイキング同様に水やスポーツドリンク、サンドイッチなどの軽食やおやつは必須ですが、往復徒歩2時間プラス温泉に浸かるとなるとかなり喉が渇くので、思っている以上の水分量の持参が必要です! (一人1リットルは飲んでいたと思います。)


泥がぼこぼこ沸いている場所



アイスランドは天候が変わりやすく、一日中完璧な快晴というのは少ないのですが、雨や強風ではない限り、曇りでも温かい温泉に浸かれば快適なので、ハイキングに行くのはOK。

むしろ晴天過ぎるとハイキング中や温泉でも暑過ぎになるので、少々曇っている位がベストです。(例えばブルーラグーンも夏の絶好な晴天日に行くと暑過ぎの上、かなり日焼けします。少し曇っている位のほうがゆっくり浸かっていられます。)


 夏の白夜の時期には空が暗くならないので、夜間に温泉の川に行く人達もいます。


ハイキングの途中、結構上り坂もありグロッキーになりかけますが、遠くから聞こえる羊さんの声に癒され、頑張って進みます。


足元は時々ゴム製のマットのようなものが敷かれている箇所があり、数年前よりとても歩きやすくなっていました。それでも水が流れているところを何箇所か渡ったり、石がゴロゴロしていたり、ぬかるんでいるところもあるので軽いスニーカーでなく、やはり防水のハイキングシューズがお勧めです。



ハイキングの途中にきれいな景色が見下ろせる崖がありますが、柵などはないので無理なセルフィーなどは撮らないように!

 

あとは道中、疲れたー、暑いーなど文句は言わずに、ひたすら温泉を目指すべし。

1時間頑張って歩いた後にはこの上ないご褒美が待っています!


温泉まであと700mのサイン。元気づけられます!



温泉のオアシスのような感じになってきました!



温泉の川に到着!

上流は42度以上、その後40度、38度、36度という感じで段々と下流に行くほど水温が低くなるので、お好みのスポットを見つけてリラックスしましょう♪

 

自然の温泉と川の水が混ざって丁度人間好みの温度になってくれているとはまさに奇跡。本当にありがたく、自然に感謝です。

 

ちなみに川底は小石がゴロゴロしていて裸足で歩くと激痛足つぼマッサージになります。裸足でも何とか我慢はできますが、サンダルやマリンシューズのようなものがあると完璧です。

 

荷物はその辺りに置くことになるので、自分の荷物が何となく目に入る辺りに浸かります。

 

大人や大きな子供が溺れるほどの流れや深さではありませんが、小さなお子さんは決して目を離さないように。

 

温泉の川ではビールなどお酒を飲んでいる人達もいますが、くれぐれもゴミは持ち帰りましょう。



この上流辺りは42℃以上あり熱くて誰も入っていませんでした。



子供達はぬるめの36℃位のところで遊んでいました。



更衣室やトイレはナシ!

温泉の川ではつい立てがあるのみで、更衣室は無いので、行きは洋服の下に水着を着ておくのをお勧めします。でも川までのハイキングではかなり汗をかくので、その辺りは調整してくださいね。

 

そして温泉の川から上がった後の着替えは工夫が必要ですw バスタオルで隠したり、相方さんと手伝い合って上手くササっと着替えましょう!

日本では考えられないかもしれませんが、ちょっと位見えてしまってもオッケーくらいの気持ちで挑んでください。周りもそんなに気にしてはいませんので。

 

また帰りは湯冷めを防ぐために、特に長い髪の方は温泉の川ではあまり髪は濡らさないほうが良いです。もし濡れても寒くないように帽子は持って行きましょう。



くれぐれもゴミは残さないように

今回正直、つい立て辺りに人々が置いていったゴミがとても気になりました。温泉に入らせてくれた自然を決して汚さないように各自ゴミは持ち帰りましょう!もしゴミ袋を持っていたら、なんならその辺りのゴミを一つでも持って帰ってあげると自然へお返しになると思います。

 

レイキャダールルの温泉の川、なかなかツアーでは行かない場所ですが、レイキャヴィークからも近く、レンタカーでご旅行される場合には、とてもお勧めなハイキングコースです。日帰りでこのような素晴らしい自然がある場所に行けるのも首都レイキャヴィークの魅力だなと再確認した1日でした。



「よく頑張って歩いたね。また来てね。」とまるで羊さん達が見送ってくれているよう。



温泉でリチャージされて帰りは行きよりも余裕でした。



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