アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ
アイスランディック・ホース

遅くなりましたが...Farsælt komandi ár!
(ファールサイルト・コーマンディ・アゥル!)
明けましておめでとうございます♡
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
何とか正月太りは回避しました(回避したと思ってます)、Yuiです!
非常に嬉しいことに、最近アイスランドに加え
グリーンランド、フェロー諸島のお問合せが増えまして、
ブログ以外のお仕事に精を出しておりました。
日本ではまだアイスランドもニッチな旅先ですが、
グリーンランド、フェロー諸島はその上を行くので、
皆様それぞれどういったきっかけでご興味を持たれているのか
非常に気になるところでございます...。
ポニーじゃないよ!アイスランディック・ホース
さて、本日は「アイスランディック・ホース」についてです!!
いつアイスランドの馬について語ろうかとしたためておりましたので、
いつもよりちょっぴり熱多めでお送りいたします。笑
まずは見てください!この愛くるしい姿!!
ずんぐりむっくりなプリティーボディーです。
よく「ポニーなの?」と聞かれますが、ポニーではありません。
れっきとした馬、むしろ馬の原型です。
「北海道のどさんこ馬みたい」って思われた方いますか?
それ当たりです!
実はアイスランドの馬は日本の馬と同じ種類です。
「モンゴルの方からわざわざアイスランドまで持ってきたんだよ~」と
ペットとして馬を飼っているアイスランド人が言ってました。
アイスランディック・ホースの特徴
982年にアルシンギ(アイスランドの国会)で
他の種類の馬をアイスランドに入国するのを禁止したそうで、
今では「最もピュアな馬」と謳われています。
走る姿を見ていると脳内にダックスフンドの走る姿が重なって見えます。
(あれ、私だけですかね...)
このアイスランディック・ホースはピュアであることと他に
ユニークな走り方をすることで有名です。
通常の馬が1種類の歩き方しかできないのに比べて、
なんと5種類もの歩き方を極める馬もいます。
私が好きなのは、TÖLT(トルト)とFLYING PACEという走り方です。
一般的な走りが「ぱからっ、ぱからっ」とすると、
TÖLTは「パカパカパカパカパカパカ...」で、
FLYING PACEは「(少し力強い感じで)ふわっ、ふわっ」という感じです。
気になる方は是非、YouTubeで "5 gaits icelandic horse"と検索してみてください!
周りに人にも見せたくなるほど面白いです(きっと)。
アイスランドの動物と平等
話は少し変わりますが、
以前ゴールデンサークルのツアーに参加した際、ガイドさんのご厚意で
アイスランディック・ホースと触れ合わせていただいたことがありました。
馬のいる牧場が道路から少し離れたところにあったので、
そこまで歩いていったのですが、
バスを降りた瞬間からすぐに10頭ほどいた馬が私たちの方を向いて、
私たちが歩くのについていくように動くんですよ。
「だあれ~?こっち来てくれるの~?」って風に。
「かわいいな~」と思ってみていたら、
ガイドさんが「私たまに『人間が馬を見てる』のか
『馬が人間を見てる』のかわからなくなるのよね。」
とポツリと話してくれました。
この時の言葉が私の自然観や他の動物との関係を変えていったと思います。
日本人に限らず大多数の人が「動物は『見るもの』『触るもの』だ」と
とらえている気がします。
「人間は動物に見られたり、触られたりするものだ」
って考える人はあまりいないですよね。
きっと無意識のうちに「人間=支配側、動物=被支配側」って
認識しちゃってるんだと思います。
だからこのガイドさんの発言を聞いて、
アイスランドはジェンダーに限らず色んなものとの関係において
【平等】の考えが根付いているんだろうな、と改めて圧倒されました。
アイスランドに行ったことのある方、どんなカルチャーショック受けましたか?
ポジティブなものもネガティブなものもぜひ聞いてみたいです(^^)
これから訪れる方はどんなことに驚かれ、どんなことを感じられるのでしょうか。
それでは今日はこの辺で! bæbæ!