アイスランド・グリーンランド
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寒い冬に熱い
Lava Show Reykjavik

先月11月にレイキャヴィークの港エリアにLava Show Reykjavikがオープンしました!Lava Showといえば最南端の村ヴィークに2018年にオープンし大人気となったのですが、今回ヴィークに続き首都レイキャヴィークにもLava Show Reykjavikがオープンしました。
本物の溶岩でこのようなショーを行っているのは世界でもこのアイスランドのLava Showだけ!だそうです。

建物内に入り先ずはカウンターでチェックイン。事前予約をするのがベストですが、もし満席でなければ予約なしでも参加可能。
現在冬期は1日に2回ショーを行っていますが、夏期にはもっと回数が増やされるそう。

ショーが始まるまではすぐ隣のバーでVÍKING(ヴィーキング)のビールなどを買い、飲みながら待つことができます。

そして時間になるとガイドさんが迎えてくれます。このままビールなどドリンクを持ってショーの会場内に入り、飲みながらショーを鑑賞することができます!

VÍKINGのビールを片手に(?)いよいよ会場内へGO !

会場内に入ると各席にゴーグルが。
後で説明がありましたが、溶岩が冷え固まる時に割れて破片などが飛んでくることがあるので、万一のために装着するとのこと。
実際ショーの間に溶岩がパーンと割れる音が何回かしましたが、幸い破片が客席にまで飛んで来ることはありませんでした。
ショーのはじまり!

今回のガイドさんはスコットランド人の元教師の方。小さい頃から地学に興味がありとても知識が豊富な方でした。
アイスランド人の女性と恋に落ち結婚したためにアイスランドに引っ越して来たとか。ヴァイキング時代にはスコットランドからも多くの女性がヴァイキングにより連れ去られてしまったので、今度はスコットランド人がアイスランド女性を略奪したった!と言っていましたw
お隣の宇宙服のような防護服を着た方は裏方で溶岩を流してくれる方です。
炉から出た溶岩は1000℃以上にもなるので、実際に宇宙服と同じ素材が一部使われているそう。

結構長いですがとても興味深いお話の後は、映像が始まります。
とても分かりやすい映像でアイスランドの火山システムは勿論、地球規模の話にもなります。2021年と2022年に噴火したレイキャネス半島のファーグラダルスフィヤットラ火山も勿論出てきます。

ガイドさんのお話と映像で学んだ後は、いよいよスロープから本物の溶岩が流れてきます!
一気に会場内の温度が高くなり暖かくなります。
ショーでは実際に104年前のカトラ火山の噴火で噴出した溶岩が使用されています。カトラ火山は南部のミールダルスヨークトル氷河の下にあり、もし噴火し氷河が溶け大洪水になると、その水量はアマゾン川よりも多いと云われています。

美しい溶岩にうっとり。この大きな気泡はガイドさんが氷を入れたところ見る見るうちに膨れ上がりました。

冷え固まった溶岩を持ち上げたり、割ったりしながらガイドさんは一生懸命溶岩の性質などを説明してくれます。

そして約50分間のショーは終了。
しかし観客の皆さんまだまだ興味津々で、すぐには立ち去らずに沢山質問が飛び交い、ガイドさんも親切に説明を続けてくれていました。

徐々に皆さん帰って行きましたが、熱心組はまだまだお話し中w

お帰りの際には玄武岩の柱状節理で記念撮影もどうぞ!

お土産も販売されています。Hrauneyはファーグラダルスフィヤットル火山が噴火した時に学生により企画され商品化されたお香立てです。溶岩の気泡からお香の煙が漂います。

頭から溶岩が流れ出す火山帽子w
これを被っていたら決して寒くなることはなさそうですね!

2階にはなんとクールなVIPルームが!2階からショーを眺めることができます。

南部ヴィークで人気を得たLava Show、レイキャヴィークでも見ることができるようになりました。
港エリアにはその他Fly Overのアトラクション、Whales of Iceland 鯨ミュージアム、Aurora Reykjavikというオーロラセンター、 オムノムチョコレートのショップ、カフェ・レストランなどが集まっているので、散策されては如何でしょうか?
Lava Showは屋内施設なので万一天候が悪い日でも楽しめますよ!
https://icelandiclavashow.com/