アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ
世界中を訪れた百戦錬磨の添乗員も言葉を失う町―イルリサット
皆さんはグリーンランドに行ったことはありますか?
デンマークのコペンハーゲン空港からエアーグリーンランドで4時間40分。
そこから国内線で45分搭乗し、イルリサットの空港に到着します。
イルリサットというのはグリーンランド語で氷山の意味です。
そのイルリサットの港から氷山クルーズに出てみましょう。
非日常の世界最大の島グリーンランドから更に異次元の世界へ往復約3時間のクルーズ。
青い空。青い海。真っ白い氷山。逆さ富士ならぬ逆さ氷山。
潮と氷塊の流れを見極め船長がエンジンを止め暫く停泊してくれます。
そこに広がる、氷山の絶景と音一つない静寂の世界。
いや、耳を澄ましていると何かが時折かすかに聞こえてきます。
ミシミシッ。ピシピシッ?
数千年前にできた氷山の氷が海で溶ける音、気泡が放出される音でしょうか、
氷と氷が押し合いきしむ音だけがかすかに聞こえます。
まさに氷山の一角
海上で見えるのは巨大な氷塊全体の10分の1と言われる氷山。
小さい頃に学んだ言葉「氷山の一角」を体全身で体感します。
この時は乗船客の中で日本人はただ一人。
他の国の観光客も言葉や会話でなく、発するのは驚きの声ばかり。
皆が氷山の絶景に圧倒され、初めての経験を共有したことで船内に不思議な一体感が生まれてました。
迫力のある氷山クルーズ
ホテル ヴィードファルクから見た氷山クルーズ船
イルリサットの氷山クルーズは安全を確保してできるだけ氷山の間近を航行するので、とても迫力があります。ボートで移動するので、次から次と形の違う大小の氷山のパノラマが続き、運が良ければ鯨やアザラシが出迎えてくれます。
イルリサットの街のホテルからも氷山を見ることができます。
巨大な雪山のような氷山は常に潮で流れて動き続けるので、ホテルの部屋からの景色が見るたびに変わるので、飽きることがありません。
欧米人はホテルのバルコニーで何もせずに時間を過ごしている姿をよく見かけます。
日本人は遠い所にお金をかけて来て、滞在時間も限られているので何かをしないと勿体ないと感じるのか、旅程も忙しい事が多いです。
欧米人のように本とワインを片手に移り行く氷山、太陽が傾き夕日に染まって行く氷山や海の景色を見てゆっくりと時間を過ごす旅行者も今後増えてくるのではないでしょうか。
白夜の氷山クルーズもおすすめ
ホテルの部屋からの氷山の景色も息を飲みますが、もう一つのお勧めは、氷山クルーズの中でも夏場で夕食後に出発するSunset Iceberg Cruiseで、Mid-night Iceberg Cruiseとも呼ばれます。
グリーンランドは5月下旬から7月下旬が白夜となります。この時期に夕食後出発するSunset Iceberg Cruiseに乗ると、往路は真っ白な氷山が続き、復路は水平線に近づく太陽の夕日を受け、氷山がオレンジ色に輝き、神々しささえ感じます。
団体旅行ですとボートのチャーターができ、夕食後2100頃から2400頃までの白夜の中でのクルーズを楽しむことができます。
スマホで撮影したIceberg Cruiseの動画です。停泊中、海から氷塊を救い上げ、オンザロックでウィスキーやかき氷などもこれまで手配致しました。
是非グリーンランドイルリサットへの旅行の手配は2001年創業のグリーンランド・アイスランド・フェロー諸島の専業のヴァイキング社までご用命ください。