アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ
物価が高いアイスランドは幸せの国?

卵1パック700円
コンビニのサンドイッチ1000円 レストランなら2000円前後
ガソリン1リットル350円(写真:2022年6月時点1リットル345ISK)
やっぱり、アイスランドの物価は高い。
Numbeo.comが発表している生活費指数によれば、アイスランドは現在世界で3番目に生活費が高い国だそう。わたしたちがアイスランドのインフレを実感するひとつとして、アイスランドのホテルがあります。人件費などコスト高騰により毎年のように10%値上げをしているホテルも珍しくありません。

卵がなんと1パック700ISK(=約700円)
日本でも連日続く物価高で生活費の負担が増しているという暗いニュースが続いていますね。
「物価高=幸せ」
の方程式は日本には存在しないのです。
こんなに物価が高かったら幸せな生活なんて送れないでしょ~と感じたあなた。
アイスランド人のビックスマイルをみてください。
老若男女。カフェやプールで見られる人々は本当に幸せそう。
Reuters Graphicsによると幸福度はなんと世界4位。
どうしてこの差が生れるのでしょう?

「将来への安心感」
アイスランドの平均給与は現在アメリカに次いで世界2位の6万7488ドル。
もちろん税金は高いですが、大学までの教育費用が無償など、
手厚い社会保障を公平に受けることができるという安心があります。
「人生の選択の自由」「他者への寛容さ」
大学を卒業後すぐに就職ではなく、一時的に短期アルバイトで稼いで世界中を旅してから社会人になるなんて人はたくさんいます。
LGBTQの寛容度も世界的に有名です。
また、正規非正規の括りがなく、副業をするのも一般的です。
サッカーのアイスランド代表監督は歯科医とのかけもちしていたことは世界中を驚かせました。

もちろん国民性もあるとは思いますが、
物価が高くてもこういったすべての要素がうまく調合し、
アイスランド社会全体の幸福感を生み出しているもかもしれません。