アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ
世界が騒然、そして絶賛した問題作
アイスランド映画『LAMB/ラム』がやばかった

ネイチャー・スリラー系映画って何?
アイスランドのネイチャー・スリラー系映画が日本にやって来るとの事で、試写会に行ってまいりました。日本から遠い北欧の国、アイスランドの映画はなかなか見る機会はないですよね?これは良いチャンス!と思い、ネイチャー・スリラー系とはなんだろうという素朴な疑問をよそに、余分な情報をあまり入れ込まないようにした上で、ただアイスランドの映画が見られる楽しみで視聴したところ、これがまずかった・・・。
アイスランドの映画はじんわり怖い
(ネタばれなし)

みなさんに『LAMB/ラム』の映画を楽しんで見て頂きたいため、ここでは多くを語りませんが、シンプルな感想としては、アイスランドの映画って怖さがじわじわと心に押し寄せてくる感じが致します。実際この映画『LAMB/ラム』も漏れなくその一つで、ハリウッドのキャッチ―でダイナミック、起承転結のはっきりした映画とは異なり、淡々と物語が進んでいくのに、いつの間にかなんとも言えない怖さに心が支配される、そんな感じの映画でした。にもかかわらず、途中
えー!
って出来事も起きるので、ぼけっと見ていると急にビンタされたような目の覚める事件もあり、これまたおちおち見ていられず、本当に油断大敵です・・・。
しかも見終わった後は余韻を残す、いや、むしろ色んな事を考えさせられる映画でした。
アイスランド映画、恐るべし。
にしてもアイスランドの背景が美しすぎる

ストーリーは視聴時間に比例するように怖さを増していきますが、それにしても時折心を奪われるのはアイスランドの景色の素晴らしさ。
広大な土地にのびのびと暮らす牧歌的な羊たち。
あれ?この川ってひょっとすると自分の敷地の川?つまりMy River?
もしかしてあの先に続く雪をかぶった山まで農家の土地なんじゃないだろうか・・・。
余談ですが、アイスランドではMy 山ならぬ、My 海, なんなら My 火山、を持っている個人の方もいるそうです。いやぁ、アイスランドは懐が深い。
雄大な景色を目にするとストーリーの怖さとは別に「あぁ、こんなところでのんびりコーヒーでも片手にピクニックでもしたいな」、と思うのは私だけではないと思いますが、どうでしょうか。
禁断の映画『LAMB/ラム』は9/23(金)に上映
さて、そんな怖くて美しい映画『LAMB/ラム』が嬉しくも日本でも2022/09/23(金)から上映されることとなりました。普段なかなかお目にかかれる機会が少ないアイスランドの映画をじっくりと映画館でご堪能下さい。
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