アイスランド・グリーンランド
フェロー諸島 情報ブログ
アイスランドで皆既日食が観測されました

2026年8月12日(水)アイスランドの西側では皆既日食が観測されました。前回アイスランドで皆既日食が観測されたのは1954年に南部エリアにて、首都レイキャビクで観測されたのは1433年、約600年ぶりということで人々の期待が高まっていました。国内の期待よりもこの小さな島国にここ3年ほど前
から海外より注目が集まっていました。今回はマップのようにレイキャビクを含む首都圏、ブルーラグーンやケプラヴィーク国際空港のあるレイキャネス半島、スナイフェルスネス半島、西フィヨルドなど、アイスランドの西側で観測されました。
Total Solar Eclipse in Reykjavík Iceland 2026 | Eclipse 2026

ところが、世界中からこの日のために約20万人もの人々が訪れているというのに当日はなんと曇り&雨!日食メガネを用意し準備万端でしたが、特にレイキャビクを含む首都圏とレイキャネス半島は厚い雲に覆われていました。。
日食メガネも数日前までは販売されたり、職場で配られたりしていましたが、天候がよろしくないことが分かったからか前日にはスーパーマーケットのボーヌスなどで無料で配られていました。
厚い雲に覆われて太陽の形は全く見えず、どのような状況になるのか分からないまま取り合えず近場で混み合っていなくて、見通しの良い場所に行くことにしました。途中高台にあるペルトランなども確認しましたが、多くの人々と車でとても混み合っていました。
当日は首都圏の海側は車の道路規制があったり、また夕方の帰宅ラッシュの渋滞とも重なり、首都圏の主要な道路は16時過ぎから渋滞となってきました。しかし天候が影響したのか通常よりちょっと多め?という位の渋滞でした。(スナイフェルスネス半島や西フィヨルドでは大渋滞!)

渋滞から外れ首都圏ハプナルフィヨルズルのHleinarという海側にある場所に行ってみました。
何となく勘で行ってみましたが、このエリアは道路規制もなく人々も少なく静かで大正解!
写真のようにハプナルフィヨルズルの港には大きなクルーズ船が一隻停泊していましたが、アイスランドの海域には海上から皆既日食を見るために30隻以上の船 (約5万人!)が停泊しているということでした。

Hleinarは溶岩や苔、低木に囲まれていて町の直ぐ隣ながら自然を感じられる場所です。海に面していて、岩が積まれた昔の石垣や古い漁業の跡、馬車道などもあり保護エリアとなっています。

海に面していて日食を楽しむために最高な場所にある可愛らしいお家 (またはサマーハウス)

Hleinarからは見えませんでしたが、この日は写真の方面でビョークの日食野外レイヴイベントが行われていて音楽や歓声が聞こえてきていました。

同時に現在レイキャビクのチョルトニン湖の前にある国立美術館でビョークの展覧会Echolaliaが開催中で、皆既日食とレコード会社Smekkleysaの40周年記念も合わさって野外レイヴイベントが開催されました。

地元民はというとのんびりしているので、日食がすでに始まっていてピーク時まであと20分ほどという時にやっと人々が増えてきました。

首都圏やレイキャネス半島では雲が厚かったので、日食メガネの出番は全く無かったのですが、折角用意していたので記念にポーズ。西フィヨルドのLatrabjargやBolafjall辺りでは天候が良く日食メガネを使用し太陽の満ち欠けが見えたそうです。また日本のお客様に参加して頂いた日食ツアーで訪れて頂いたスナイフェルスネス半島も首都圏よりも天候は良く、曇りでしたが欠けて行く太陽の形をご覧頂けたということでした。


太陽の形は全く見えませんが、写真はピーク時直前の17:47、空が段々と暗くなってきました。ちょっと不気味な雰囲気もありました。

皆既日食が極まったのが17:49で空が暗くなったのは17:48-17:50の2分ほど。17:51には空がまた明るくなり始めました。明るくなる直前、海にいた鳥たちが一斉に騒ぎはじめたのがとても印象的でした。個人的には人生で初めての感覚を味わい、大きな力に対する畏敬の念が自然と沸き上がりました。宇宙の力なのか神なのか分かりませんが、この世界を包んでいる大きな力を体感し、恐れ多いというか畏敬の念が自分の中で沸き上がりました。皆既日食に立ち会った人々それぞれが感じるものがあったと思います。自分としてはこの深遠な感覚を味わえたことがとても特別な体験でした。そういった意味で一生に一度は体験する価値があると思います。
今回太陽の形こそ見えませんでしたが、想像していた以上の感覚を味わうことができ、2-3日余韻に浸っていました。

ここで皆既日食に因んで販売されていたグッズをご紹介。IcewearからはTシャツ、パーカー、キャップ、ニット帽が出ていました。シンプルなデザインでこのパーカーは家族用に買ってしまいました。

日食スキール、黒と白のクッキー&クリーム味。
スキールはヴァイキング時代からアイスランドで食されている乳製品です。日本でも販売されていますね。

日食ダークチョコレート、海塩ソルト入り。

まさかの日食ソーセージ。これはスーパーで見た時目を疑い、買うまでには至らず。イカ墨で黒くなっていて、食べた人によるとチリが入っているので少しスパイシーで美味しかったそう。

炭を使った黒と白の日食海塩ソルト。

次回アイスランドで皆既日食が観測されるのは169年後の2196年6月26日。一体どのような時代になっているのでしょう!次回はこの目では見られなさそうなので、今回アイスランドで一生に一度の瞬間に立ち会うことができ感無量でした!








