レイキャネス半島
Reykjanes Peninsula
大地の息遣いを感じるホットスポット
火山活動の活発な今話題のスポット。
火山活動によって形成された
アイスランドらしい雄大な溶岩台地や
湯気の立ちあがる地熱地帯が
あなたを迎え入れます。
大地のエネルギーをひしひしと
感じることができる特別なエリアです。
クレイヴァルヴァトン湖は、
レイキャネス半島最大の湖です。
湖は、古代の氷底噴火によって形成された
パラゴナイトや砂岩の山々といった、
見た目にも地質学的に魅力的な地形をしています。
湖の周囲は、何世紀にもわたり自然の力によって
削り出された黒い玄武岩のビーチと
美しい岩層で縁取られています。
クレイヴァルヴァトン湖は近年、地震活動による
影響を大きく受けており、湖の一部は干上がって
しまいましたが、この地震活動によって、
湖の一角に新たな温泉が湧き出ました。
グンヌクヴェル温泉/
Gunnuhver Hot Spring
グンヌクヴェル温泉は、ユネスコ世界ジオパークの
中でも特に重要なスポットです。
周辺は地熱活動が非常に活発で、
蒸気の噴出孔や泥沼が点在しています。
神話によると、いたずら好きなGúðrun
(またはGúnna)の幽霊が
この泥沼に閉じ込められたそうです。
荒々しく人間の手に負えないようなこの土地の
パワーは、怒った幽霊たちから
発されているのかもしれません。
「Hver」はアイスランド語で温泉を意味します。
ここはGúðrun (またはGúnna)の温泉なのです。
ここには、直径20mを誇る
アイスランド最大の泥沼があります。
セルトゥン地熱地帯と同様に、この辺りも
硫黄のにおいがする蒸気が立ち込めています。
地熱発電が一般的なアイスランドは、
再生可能エネルギーに加えて
地熱エネルギーの利用においても
世界をけん引し続けています。
近くのレイキャネス発電所では、
この温泉水を発電と地域の暖房に利用しています。
セルトゥン地熱地帯/
Seltun Geothermal Area
セルトゥン地熱地域では、地熱水の働きが織りなす
活動的な風景を楽しむことができます。
うねうねと続く木道の上を歩きながら、
沸騰したりシューシューと音を立てたりする泥沼や、
色鮮やかな地面や岩の上を流れる
天然温泉を見ることができます。
温泉水が岩や地中の中にある硫黄などのミネラルを
溶かすため、辺り一面には
硫黄の独特のにおいが漂っています。
2つの展望台が周囲に張り出しているため、
360度のパノラマビューも堪能することが出来ます。
レイキャネス灯台/Reykjanes Lighthouse
雄大なレイキャネス灯台は、
海岸風景の中でもひときわ目を引く存在です。
20世紀初頭に建造され、海抜63メートルの高さを
誇るそのドラマチックなシルエットは、
険しく手つかずの自然を背景に灯台を映し出す
絶好の撮影スポットとなります。
周辺では、巨岩の尾根(Valhnúkamöl)や
壮大な海食崖や海食岩、
様々な海鳥の営巣地となっている岩礁など、
自然の驚異を垣間見ることができます。
また、遠くには、雄大なシロカツオドリの
コロニーで知られるEldey島も広がり、
刻々と変化する波が作る
北大西洋らしいダイナミックな風景を堪能できます。
二大陸横断の橋/
Bridge between Continents
レイキャネス半島は、2つの主要なプレートが
互いに離れていく大西洋中央海嶺に位置し、
その差は毎年数センチずつ広がっています。
この海嶺が海面より上にあるこの場所は、
地球上でもかなり珍しい場所の一つです。
二大陸横断の橋は、15メートルの歩道橋です。
「北アメリカとヨーロッパの2つのプレート間を歩く」
という、他に類を見ない体験をすることが出来ます。

