黄金の滝グトルフォス
間欠泉ゲイシール
地球の割れ目シングヴェトリル国立公園
アイスランドの魅力が詰まったこの3つを訪れるルートを「ゴールデンサークル(黄金の環)」と呼びます。
初めてアイスランドを訪れた人も、再び訪れた人も、大自然が織り成す力強い美しさに魅了されます。
アイスランド第一級の瀑布グトルフォスは、アイスランド語で「黄金の滝」という意味です。
氷河から流れ出る大量の河水が、幅70m、高さ15~30m(一段当たり)の階段状の溶岩層を
白い水煙を上げながら流れ落ちます。その様はまさに豪快そのもので迫力満点です。
水煙に虹がかかると、名前どおり、滝は黄金色に染まります。
崖上にはこの滝を発電所の建設から守り抜いた女性シグリズールの銅像があります。
<冬季>
滝のしぶきで路面が凍結しているところも多く注意が必要です。
遊歩道の一部が閉鎖されることもありますが、観光には問題ありません。
アイスランドを代表する間欠泉の地域です。
温泉水が流れる地面を歩いていくと、鼓動するように波打つ間欠泉があります。
現在活動中のストロックル間欠泉は、5~10分ごとに平均30mの高さまで勢いよく噴き上げます。
水が地熱で高温状態になり底部が沸騰すると、その蒸気圧が水圧に勝るので、熱湯がまるで突然噴火するかのように噴き上がります
アイスランド語Geysirは英語の間欠噴泉を意味するGeyserの語源になるほどで、間欠泉はアイスランドの大事なシンボルの一つとなっています。
※現在ゲイシール間欠泉は活動停止中です。
ゲイシールはかつては60~70mの高さにまで達していたといわれています。
地球の割れ目ギャウを目の当たりにできる神秘的なスポットです。
アイスランドは、北米大陸プレートとヨーロッパ大陸プレートの境目、大西洋中央海嶺の延長上に位置しています。
通常、海嶺はその名の通り海中にあり、地上からは見ることができないものですが、世界でアイスランドとアフリカ大陸でのみ海嶺が地上に乗り出しています。
割れ目一つ一つの長さは数km、幅と地表面からの深さは約30mです。
このような割れ目が国土をほぼ南北に貫いているため、アイスランドは毎年東西に2~3cm広がり続け、まさに大地が引きちぎられたような壮絶な光景を見せてくれます。
氷河におおわれた美しい連山や深く切り込んだ溶岩床の雄大な大パノラマ、そしてアイスランド最大の湖シンクヴァトラッヴァトンとともに大自然の持つ力強さをお楽しみください。
また、シングヴェトリルとはアイスランド語で「議会平原」の意味で、ここは議会民主政治の始まりの土地としても有名です。
西暦930年、アイスランドの開拓者たちによって世界初の民主議会 アルシンギ (Althingi ) が開かれ、憲法が制定されたのです。
アルシンギは1844年に首都レイキャヴィークへと移りましたが、議会が開かれていたとされる場所には国旗がたなびいており、訪れる人々は当時のアイスランドへ思いを馳せることができます。
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