エストロイ島
Eysturoy
フェローの絶景で2番目に大きな島
ストレイモイ島と並ぶフェロー諸島の
メインアイランドの1つです。
最北端にある村ギョグをはじめエストロイ島には様々な魅力的な観光スポットがあります。
漁業も盛んでフェロー諸島最大の
サーモン養殖会社Bakkafrostがあるのも
エストロイ島です。
ギョグ / Gjógv
エストロイ島の最北部に位置する、
人口50人ほどの小さな漁村。
海から村に通じる200mの入り江状になった崖に
ちなんで村の名前が名付けられており、
天然の良港として知られています。
村にはチャーミングなティーショップ、ゲストハウス、そしてキャンプ場があり、週末には首都トシュハウンからのどかな雰囲気を楽しむ観光客でいっぱいになる他、長期休暇を過ごす人たちの姿を見ることが出来ます。
なお、ここを起点とした道路はフェロー諸島最高峰
スレッタラティンド山(882m)の麓の絶景の中を
走り、エストロイ島の反対側に位置する
アイジ村に至る道路に合流します。
エストロイトンネル/Eysturoy tunnel
2020年12月19日に開通したエストロイ島とストレイモイ島を結ぶフェロー諸島で最長の海底トンネルです。
建設までは4年もの時間を要しました。
トンネルの全長は11.2キロメートルにもおよび、
深さは最も深いところで189メートルです。
トンネルの建設について最初に言及したのは、
エストロイ島の小さな村Rituvíkに住む
Tóki Højgaardという若い学生です。
1999年、当時25歳のTókiは地元の新聞紙に
海底トンネルの建設に関して寄稿しました。
その15年後の2014年にフェロー諸島議会は
首都トシュハウンとエストロイ島にあるRunavik とStrendurという2つの村を結ぶ法律を可決し、
2016年に海底トンネル建設工事が始まりました。
トンネルのおかげでトシュハウンとRunavik間の
移動時間は64分から16分に短縮されました。
また、トンネル内の環状交差点にはフェロー諸島で
親しまれているチェーンダンスを表現した
アートが施されています。
アイジ/Eiði
アイジは海のすぐそばに位置する有名な
サッカー場がある美しい村です。
サッカー場は現在キャンプ場として使用されています。村からは「巨人と魔女」とも呼ばれている、
エストロイ島の沖合に位置する
2つの象徴的な岩々を見ることもできます。
アイジは淡水のアイジスヴァトン湖や、フェロー諸島最高峰スレッタラティンド山(882m)への
登山口であるアイジスカルズから
車ですぐの場所に位置しています。
アイジスカルズへのルートには除雪がありません。
そのため、11月から3月までの冬期は、
雪の日には通行ができなくなるため要注意です。