【観光】リングロード

Ring Road

アイスランドの主要観光地がたっぷりつまった

国道1号線を1周するルートです

①レイキャヴィーク

世界最北の首都と呼ばれるアイスランド最大の街、レイキャヴィーク。

街は海や山に囲まれ、自然と文化と人が調和した北欧らしいおしゃれな町並みが続きます。

アイスランドの玄武岩・柱状節理の六角形をモチーフにしたハットルグリムス教会や、

オーロラやアイスランドの美しい自然風景をモチーフにした近代的なハルパコンサートホール等、
町の中にはいたるところに見応えのある建物が点在しています。

冬に雪が積もると、まるでおとぎ話にでもでてくる街かのように幻想的な風景に。

ぜひ時間を作って街歩きを楽しみたい場所です。

②【世界遺産】シングヴェトリル国立公園(地球の割れ目ギャウ)

アイスランド観光の中でも絶対にはずせないスポット、シングヴェトリル国立公園。

アイスランドはユーラシア大陸プレートと北アメリカ大陸プレートの上に位置します。

通常、大陸プレートは海の底で生まれるため、地上ではなかなか見ることができません。
しかし、ここシングヴェトリル国立公園はその地球の割れ目”ギャウ”を地上で見ることができる非常に珍しい場所です。

また930年に世界初の民主主義会議【アルシンギ】が行われた場所でもあり、歴史的にも価値のある場所です。

③ゲイシール間欠泉エリア

英語で間欠泉を意味する、ガイザー(Geyser)の語源ともなったゲイシール間欠泉エリア。

あちこちから溢れる熱湯や間欠泉が湧き出る地熱エリアの散策道を進みながら観光ができる人気のスポット。

水が地熱で高温状態になり底部が沸騰すると、その蒸気圧が水圧に勝るので、熱湯がまるで突然噴火するかのように噴き上がります。
現在ではストロックル間欠泉が活発に活動しており、毎5~10分の間隔で地上約20mの高さまで熱水を吹き上げる姿はまさに圧巻!

間欠泉は火山国であるアイスランドの大事なシンボルの一つとなっています。※現在ゲイシール間欠泉は活動停止中です。

④グトルフォス・黄金の滝

無数にあるアイスランドの滝の中で最もダイナミックで有名な滝と称されるグトルフォス。

アイスランドで2番目に大きな氷河、ラングヨークトル氷河から流れ出る大量の水を水源とし、 

 幅70メートル、一段が15~30メートルの高さの階段状の溶岩層を白い水煙を上げながら流れ落ちる様はまさに豪快そのもので迫力満点! 

晴れた日には水しぶきに太陽光が照らされ、黄金に輝くことからグトル(黄金)フォス(滝)の愛称で親しまれています。

⑤セリャラントスフォスの滝

セリャラントスフォスの滝、別名裏見滝。

滝の裏側を歩くことができる遊歩道があり、轟音を響かせながら落ちる圧巻の水量の滝を裏側から見る事ができます。

落差約60mを誇り、断崖は古代の時代には海岸線でした。
冬季は滝の裏側に回る散歩道は凍結して危険なためクローズとなります。

⑥スコゥガフォスの滝

幅25m高さ60mという圧倒的な大きさを誇る、アイスランドを代表する滝です。

滝壺へ落ちていく圧倒的な水量が、常に空中に大量の水しぶきを舞い上げるので、綺麗な虹がよく見られる絶景スポットの一つです。

最初にアイスランドに上陸したヴァイキングが滝の裏側に財宝を隠した伝説も残っており、ますます訪れる人を魅了します。

⑦レイニスフィアラ・ブラックサンドビーチ

ヴィークから南へ2kmほど行ったところにあるレイニスフィアラという名前の黒い砂浜の海岸、通称ブラックサンドビーチ。

この黒砂の正体は玄武岩です。

噴火の際に海に流れ出た溶岩が細かい玄武岩の砂となり、綺麗な黒砂として海岸線に打ち上げられるため、一面綺麗な黒砂の海岸が出来上がります。
また柱状節理という六角形の玄武岩の石柱や、海中から突き出る高さ66mにもなるレイニスドゥランガルという石柱群など自然の造形美に出会うことができる場所です。

あまりに風光明媚な場所なので、数々の映画にも登場。
アナと雪の女王2の重要シーンのモデルの地としても選ばれました。

⑧ヴィーク

南アイスランドの中では最も大きい町で観光の重要拠点。

ホテルやゲストハウス、レストランなどが揃い、レイキャヴィークからヴァトナヨークトル方面に向かう道のりの中継地点の役割を果たしています。

正式名称はヴィーク・イ・ミールダル、通称ヴィークと呼ばれる人口300人ほどの街。

夏になるとルピナスの花畑が一面紫色に色づき、丘の上に立つこの街のシンボル的な存在の教会の赤い屋根とのコントラストが

非常に美しいと観光客に評判です。

町にはアイスランド人なら誰もが持っているファッションブランドの一つ  ICEWEAR のショップもあります。

アイスランドの厳しい自然でも快適に過ごせる高機能でデザインの良いファッションアイテムが置いてあり、お土産にもお勧めです。

地元のスーパーマーケットやお土産屋さんも隣接しているので、ぜひ立ち寄りたい町です。

⑨スカフタフェットル自然保護区

スカフタフェットル国立公園は無数のハイキングトレイルや氷河ハイキングの拠点ポイントとなっており、
公園内では様々な野生動物や鳥、自然がそのまま保護されています。

公園内にはヨーロッパ最大の氷河ヴァトナヨークトル氷河やアイスランドの最高峰クヴァンナダルスフニュークル山など壮大な景色が広がっています。

⑩ヨークルスアゥルロゥン氷河湖

ヨーロッパ最大の氷河、ヴァトナヨークトル氷河の氷河湖。

山で降り積もった雪が氷河となり、数千年の時を経て移動し、ここヨークルスアゥルロゥン氷河湖で氷塊となり、
やがて水となり、海に流れ出ていきます。

その瞬間を全て見渡せる絶景スポットです。
4~10月であれば、水陸両用車でのボートツアー、高速スピード小型ゴムボートでの氷河湖遊覧ツアーで
氷河から流れ出る巨大な氷塊を見たり、氷河の麓まで行ったりする事もできます。

運がよければ自然のアザラシが挨拶してくれることも。

ボートの上で1000年前の氷を救い上げ、味見できるかもしれません。

1000年前の氷のかけらを、ぜひ味わってみませんか?

⑪ ダイアモンドビーチ

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖の隣に位置しており、真っ黒な砂浜にブライザメルクルヨークル氷河から漂着した氷が
ダイアモンドのようにきらめいています。

このビーチの最もユニークな点は、同じ景色を再び見ることが決して出来無い点です。

日々氷が溶けたり、新しい氷が打ち上げられたりしているため、ビーチの景色は常に変化しています。

1000年以上もの年月を経てたどり着いたダイアモンドのような氷が点在しているビーチを歩いていると、
神秘的な氷の世界に足を踏み入れたような気分になるでしょう。

⑫ヘプン

ヘプンは、アイスランド南東部のホルトナフィヨルズルの海岸にある小さな港町です。

港町らしく、素晴らしいロブスターレストラン、そして美しい海岸の観光スポット等があることでよく知られています。

ヘプンに立ち寄る際はぜひシーフードをお試しあれ!

⑬デューピヴォーグル

風光明媚な町デューピヴォーグルは、スローライフ・スローフードを提唱する「暮らしが良い都市の国際ネットワーク」であるシッタスローの一つです。

シッタスローに加盟している町は、産物の信頼性、スローフード哲学に基づくおいしい食事、豊かで魅力的な地元の工芸品の伝統、環境保護に重点を置いています。

デューピヴォーグルでぜひのんびりとした時間を体感されてください。

⑭エイイルススタジール

エイイルススタジールは、東アイスランドで最も大きな町です。

東部は野生のトナカイが生息する場所でもあり、郊外で運が良ければ巡り会えるかもしれません。

エイイスルスタジールの街を歩きながら、おいしい料理や歴史、そして何より手つかずの自然を発見しましょう。

⑮ヴォークバス

エトリザヴァトン湖のほとりにある、国内唯一の水上のインフィニティプール、2つの温水プール 、レストラン、バーを備えている温泉施設です。

⑯ストゥズラギル渓谷

ターコイズブルーの氷河の川にそびえ立つ美しい景観の渓谷です。

渓谷には羊牧場が数多くあるため、ふわふわの羊の群れに出会う事ができるかも知れません。

⑰デティフォスの滝

デティフォスの滝は、ヴァトナヨークトル国立公園内のヨークルスアゥ・アゥ・フィヨットルム川沿いにあります。

アイスランド最大の氷河であるヴァトナヨークトル氷河から流れ出る大量の水は、アイスランドで、そして欧州で最も力強い滝を生み出しました。

デティフォスの滝は、アイスランドで最も素晴らしく、迫力のある滝として広く知られており、
落差44mの滝が生み出す轟音に圧倒されることでしょう。

この水量で発生する水しぶきは、実際に体感してみないとそのすごさは分かりません!
デティフォスの滝は、北アイスランドのダイヤモンドサークルを形成する場所の1つです。

フーサヴィーク、アゥスビルギ渓谷、ミーヴァトン湖、デティフォスの滝の4カ所を制覇してみるのもおすすめです。

⑱ミーヴァトン湖

ミーヴァトン湖は、北アイスランドにある美しい湖です。

2300年前の火山活動によってできたこの地域の景観は、沢山の偽クレーター(※1)が存在し、

アイスランド北部の冒険家にとってもまさに必見の場所となっています。

ミーヴァトン湖とその周辺は、ミーヴァトン地熱地帯と呼ばれ、アイスランド北東部の観光ルートダイヤモンドサークルの一部となっています。

ミーヴァトン湖とその周辺の湿地帯は自然保護区として保護され、地元の人々によって大切に保護されています。

※1 偽クレーターまたは偽火口とは、本物の火口に似た火山地形です。
   溶岩の実際の噴出口ではない点が本物とは異なり、地球内部に繋がるマグマの道がないため、
   ルートレスコーン(rootless  cones)とも呼ばれています。
   偽クレーターは、熱い溶岩流が沼地や湖あるいは池のような水分のある地表を通る際に生じる水蒸気爆発によって形成されます。

   爆発性のガスが溶岩表面を砕き、テフラ(火山灰)が本物の火口と非常によく似たクレーターのような形を形成します。

 ⑲ナゥマスカルズ

ナゥマスカルズは高温の硫黄を含んだ泥の温泉と蒸気の噴出口がある、温泉地熱地帯、まさに地獄谷です。

まるで地球外の惑星であるかのような光景は、ぜひご自分の目でお確かめください。

黒い川が流れ、水蒸気や煙が噴き出し、色鮮やかな鉱物の風景が目の前に広がります。

⑳ディムボルギル

アイスランド北東部に位置する巨大な溶岩原です。

2300年前の火山の噴火によって形成された姿が現在も維持されており、数人の人が入ることが出来るほど大きな洞窟もあります。

ディムボルギル周辺にはアイスランドの民間伝承が数多く残っており、ユールラッド (アイスランドにいる13 人のサンタクロース) は
この地域に住んでいるという説もあります。

「ゲーム・オブ・スローンズ」のロケ地にもなったディムボルギルの雄大な景色を是非ご堪能下さい。

㉑ゴーザフォス

ゴーザフォスの滝は、"神々の滝"という愛称で親しまれています。

アイスランドでは圧倒的な水量を誇るダイナミックな滝が多くありますが、ここゴーザフォスの滝では繊細で清々しい滝をご堪能できます。

滝の名前の由来は、滝が神のような美しさを持っているからという説があります。

しかし、アイスランドの古い民話によると、滝の名前はヴァイキングの指導者が異教徒の像を滝に投げ入れたことに由来するとも言われています。

滝の名前の由来を正確に知っている人はいませんが、謎のままにしておくことも神話性を保つことに一役買っているのかもしれません。

㉒アークレイリ

アークレイリは北部最大の街であり北部観光の拠点ともなる場所です。

人口約19,000人の都市ですが、アークレイリ、及びその周辺には数多くの魅力的な観光スポットがあります。

アークレイリ教会は街の中心にある丘の上に建っている美しい景観の教会で、ぜひ訪れて見たい場所です。

アークレイリは、美しいエイヤフィヨルズル湾の麓にあり、険しい山々に囲まれ、冬には多くの人がスキーをしにやってきます。

アークレイリ発のツアーでは、アスキャ湖やヴィティ火口湖のハイキング、ラフティングツアー等、珍しいアクティビティーが盛りだくさんです。

なんといっても、一番人気はホエールウォッチングです!
ダールヴィークから出発する、スリル満点のホエールウォッチングツアーに参加して北極海に住む鯨を見てみましょう。

㉓ダールヴィーク

アイスランド北部のカラフルな漁村、ダールヴィークで片田舎ののどかな雰囲気をぜひ満喫してください。

アイスランドで最も人気のある海岸沿いの町、ダールヴィークは、北部の首都アークレイリから車でわずか1時間のところに位置します。

エイヤフィヨルズル湾沿いの東海岸に位置し、両側には山々が連なっています。
町のある半島はトロトラスカーギと名付けられ、「トロルの半島」という意味で、スキーやホエールウォッチングツアーがとくに有名です。

なんといっても最大9種類もの鯨が生息しており、北部に来たらホエールウォッチングは見逃せません!
ダールヴィーク周辺の風景は、アイスランドでも特に美しく、真っ白なダールヴィーク教会はアイスランドで最も絵になる教会と言われています。

アイスランドで最長のフィヨルドであるエイヤフィヨルズル湾の真ん中にある小さな島、フリースエイ島の素晴らしい景色も見逃せません。

ダールフィークのハイキングコースは、山の高いところや深く刻まれた渓谷を通る変化に富んだコースです。

㉔シグルフィヨルズル

シグルフィヨルズルはアイスランド北部にあるカラフルな歴史ある漁村です。

かつてはニシンで有名な主要な漁港の1つでしたが、現在は素晴らしいレストランがあり、

ハイキングも楽しめるアイスランド文化の中心地となっています。

人口はわすか1300人しかいませんが博物館、地元のスイミングプール、ビール醸成所、美味しいパン屋さんが今でも残っています。

素晴らしい展示物が丁寧に保管されているシグルフィヨルズルのニシン時代博物館はヨーロッパ博物館賞を受賞しております。

 ㉕ロイガルバッキ

ロイガルバッキは、サーモンが捕れる事で有名な川、ミズフィヤルザルアゥ川の東岸に位置する地熱地帯にある集落です。

サガの伝説によると、この地域は昔「Langafit」と呼ばれ、伝説の馬の戦いが行われました。

この集落の最初の家屋は1933年に建てられ、ロイガルバッキホテルの建設は1970年に始まりました。

ロイガルバッキは、クヴァムスタゥンギ(Hvammstangi)やヴァスネース(Vatnsnes)半島周辺へのショートトリップへの出発に理想的なエリアです。

さらに南下した内陸部のミズフィヤルザルアゥ川沿いには、無数の釣り場があります。

村の南にあるブレへクライクル農場では、ハイキング、乗馬、釣りのツアーがあります。

㉖ボルガルフィヨルズル

ボルガルフィヨルズルは西アイスランドのボルガルネスという町の近くにある美しいフィヨルドです。

ヨーロッパで最もパワフルな温泉や地熱プールがあり、まさに地熱のパラダイスです。

アイスランドで最も雄大な景色が広がるボルガルフィヨルズル渓谷を車で通り抜ける時は感嘆せざるを得ません。

ボルガルフィヨルズルは農業も非常に盛んであり、アイスランディックシープやアイスランディックホース、
野菜や果物を栽培する地熱のグリーンハウスなどがあります。

㉗デイルダルトゥングクベル温泉

デイルダルトゥングクベルは、ヨーロッパで最もパワフルな温泉です。

そのパワーは近隣の町や村のセントラルヒーティングを賄うほどの大きさです。

すぐ隣には温室があり、その温泉熱を利用して野菜や果物が栽培されています。

敷地内にはクロイマ温泉もあり、ぜひ時間をかけてゆったりと癒されたい場所です。
立ち上る蒸気の柱は何キロも離れたところからも確認できます。
一旦近づくと、温泉が目の前で轟音を立てながら噴き出ている様子も見ることができます。

近づきすぎると97度近い熱湯が飛んでくるので、柵はありますが、近づきすぎないよう注意しましょう。

㉘バルナフォスの滝

バルナフォスの滝は落差80メートルを二段に分けて落ちる迫力のある滝です。

滝の背後を取り囲う崖は、玄武岩というアイスランド全土で見られるマグマから形成された火山由来のもので出来ています。

㉙フロインフォッサルの滝

フロインフォッサルの滝は、ハトルムンダル溶岩地帯を流れ、ボルガルフィヨルズル湾のクヴィタウ川へ流れ込んでいます。

アイスランドで2番目に大きい氷河でもある、ラングヨークトル氷河から溶け出した水が溶岩の隙間から流れ落ちる

美しくて繊細な姿が見ている人を癒してくれるでしょう。

 ㉚レイクホルト

アイスランドの歴史上の重要人物であるスノッリ・ストゥルルソンが住んでいた場所です。

詩人であり、政治家であり、学者でもあった多彩な彼による、古ノルド語および北欧神話に関する記録は
現在においても非常に重要な価値を持っています。

このレイクホルトは現在も考古学者の研究対象であり、中世の遺跡が発見され続けています。
彼の住居、離れの浴室、住居と浴室を繋ぐトンネルなどの遺跡が保存されており、見学することができます。

さらに村の近くでは、日本の研究者がオーロラの観測を行うほど、オーロラ観測がしやすい夜空の環境が良い場所です。

 ㉛グラブロク

頂上からは月のクレーターのような火口を眺めることができ、地域全体の素晴らしい景色もご堪能いただけます。

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