イヌイット語で「大きなフィヨルド」を意味するカンゲルルスアーク
グリーンランドの玄関口
世界自然遺産 希少な大陸氷床
オーロラのメッカ
小さいながらもグリーンランドの魅力が凝縮された町です
大自然の織り成す絶景を是非カンゲルルスアークで目に焼き付けましょう
カンゲルルスアークは160㎞の長いフィヨルドの奥に位置しており、北極圏に位置するグリーンランドで最も気候が安定した場所として有名です。
その安定した天候ゆえ、東西冷戦時にはアメリカが軍事空港を設立しました。それ以来、カンゲルルスアークはグリーンランドの航空便の拠点の町として歴史を刻んできました。
現在もグリーンランドで大型ジェット旅客機が就航できる玄関口として国外から人々が行きかっています。
カンゲルルスアークはオーロラ観測の好条件が揃っています。年間を通じて気温が低く、雨が少なく、乾燥しており、晴天率が高いため、グリーンランドの中で最も気象が安定しています。オーロラの可視率では世界最高レベルとされており、毎年世界中からオーロラハンターやプロのカメラマンが集う町としても有名です。
カンゲルルスアーク空港から約20㎞程東、世界遺産のエリアにラッセル氷河があります。ラッセル氷河は目線と同じ高さで広大な氷河を眺めることができるのが特徴です。アップダウンの道なき道を進み、氷河の数百メートル手前まで近づいて鑑賞する事も出来ます。
更に10㎞程進むと氷床(アイスシート)に至ります。車から降りて簡易に氷床に乗れる「ポイント660」には世界から多くの観光客が訪れます。
ジャコウウシはマンモス時代から生息する動物ですが、1968年に北東グリーンランドの27頭の若いジャコウウシがアイスランド経由でカンゲルルスアークのある西部グリーンランドに移されました。その後、毎年繁殖を繰り返し、現在ではこの西部エリアに5~6000頭のジャコウウシが群生してます。
常に群れをなしエサを求め移動してるので、「そこに行けば必ず見れる」という訳ではありませんが、夏よりも冬の方がカンゲルルスアーク空港周辺にエサがあるため、冬に空港周辺で見つけられることが多いです。
カンゲルルスアークではこのジャコウウシやトナカイ、北極キツネ、雪ウサギなどの北極圏の動物も探すサファリツアーもあり人気の一つです。
強面の動物ですが現地では食肉としても親しまれており、空港では名物のジャコウウシバーガーを食べることもできます。是非旅の記念にトライしてみては。
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